伝説のリザードの塔から「真実の書」を手に入れろ! 黎明期の国産RPGの中でも、秀作と名高い本作、RPGファンならぜひ!
「姫に呪いがかけられた!」、国中はおおさわぎでした。大リザードと呼ばれる邪悪な心を持った者が、「真実の書」に記された魔法を悪用したのです。遠い昔に魔法の奥義が記され、この国をはるか離れた塔の中にまつられているという、この「真実の書」は、決して邪悪な心を持つ者が使ってはならないのです。 しかし、今恐ろしいできごとは起こってしまいました。もはや伝説の中でしか語られることのなかった「真実の書」を、今いちど正しき心を持つ者の手に返さなければなりません。 大リザードは、その伝説の古い塔に自らの分身として恐ろしい怪物を放ち、数々の魔法のワナを仕掛け、正しき心を持つ者をはばもうとしています。 姫のために立ち上がった若者、つまりこの物語の主人公であるあなたは数々の困難を打ち破り、みごと「真実の書」を手にし、姫にかけられた恐ろしい呪いを解くことができるでしょうか。
本作は1984年にリリースされたRPG。プレイヤーは冒険者となって「真実の書」を探し出し、姫の呪いを解くことになります。ゲームは能力の異なる3種のクラス(戦士、泥棒、商人)から一つを選んで主人公を作成し、10階建て塔(3Dのダンジョン)を攻略することになります。戦闘はランダムエンカウントのコマンドバトルとなっており、遭遇時には「たたう」「にげる」「はなしをする」を選択できます。怪物相手に話をすると情報がもらえる場合もありますが、もしも襲われた場合は先手を取られてしまうので注意が必要です。
戦闘では近接戦闘やアイテムを駆使して戦うことになり、戦闘で勝利して経験値をためればレベルアップ。ただし、レベルアップ時に上昇するのは基本ステータスのみ。HPの最大値(LIM)だけは病院でお金を払って上げるので覚えておくといいでしょう。
国産RPGとしては黎明期の作品ではありますが、3Dの移動時には背景が進むようにズルッとアニメーションしたり、アイテムに耐久力が設定されていたりと、今でも見られるような要素をいち早く表現しています。シンプルながらも3DダンジョンRPGの基本を抑えた本作、国産RPGを語るなら、おさえておきたいタイトルといえるでしょう。
プロジェクトEGGにて2021年5月11日(火)配信開始!
https://www.amusement-center.com/ja/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?product_id=1627
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2 comments
初めてやったRPGがP6版のリザードだったんだよなぁ
あーあかんなコイツしってるなあ